シロアリの被害
シロアリは秩序ある社会組織を形成する昆虫のひとつです。羽アリ(女王アリ)は、繁殖期である4月から7月の間に巣から飛び立ちます。シロアリは暗く湿気の多い場所を好むので、この時期以外は屋外で見かけることはほとんどありません。
私たちが見かける羽アリの中には、シロアリの羽アリと、家屋には直接被害を与えないクロアリの羽アリがいます。
触角 | じゅず状 | 「く」の字形 |
---|---|---|
翅 | 前後の翅が同じ大きさ | 前翅が後翅より大きい |
胴体 | ずん胴 | くびれがある |
シロアリは木材のやわらかい部分をエサとします。外見はきれいでも、内側の部分が被害を受けている場合があります。 ハンマーなどで叩いてみた音で食害があるかどうか確認できます。空洞があるような音がした時は、食害されている可能性があります。
シロアリによる食害のあと
シロアリは暗いところを好む習性があるので、明るい場所を移動するときには、トンネルの役割を果たす蟻道を作ります。蟻道がみつかると、シロアリの被害を受けた証拠となります。
基礎部分に作られた蟻道